毒壺

本音。 世の中にこれまで生きて思ったことをここに記す。 重要な事から下らない愚痴まで。

ヤバいっ!コロナで終了する前に駆け込みでGoToトラブルキャンペーンで沖縄に行ってみた!其の3

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Gotoトラベルが実際トラブルになりつつある今日この頃ではありますが、そうなってしまう前滑り込みで沖縄に行ってきた毒壺なりの旅の楽しみ方をレポートしていきます。その3日目。

 

じつはこの日こそが沖縄に行ってみたかった旅の目的。昨日の美ら海とかアメビレはあくまでついで。やはり沖縄は日本で唯一の地上戦が行われてしまった場所。やはりどんなだったか、いわゆる内地の人間は誰も語りたがらないし、語ろうとしないから自分から出向くしかないな、と常々思っていた。

 

本日もバスツアー。

今日のガイドさんは現地人の方なのであいさーいとご挨拶。はいさい、が男性、女性はあいさーい、なんだそうだ。へー。

昨日もだったが、外国人観光客はゼロ。当然か。いつもは満員なんだそう。そういう意味ではラッキーなのかな?てか、元々日本人観光客だけの今が本来の姿、なんだけどね。

昨日の美ら海と客層は全く違い年齢層高め。じいさんばぁさん、そして何故か若い男性4人組。若い女子は皆無。

はじめは手ごろ、定番の燃えちゃった首里城へ。

(キ〇ガイアニメのチャーケンでいうと焼くという変な表現になるわけだがw)

 

 

ガイドさん曰く、これはいつ建てられたか不明、とのこと。衝撃!

で、門に案内され従者は左右、王様とか偉い人はセンターからくぐると説明受け、私以外全員センターから入っていきやがった(笑)

私はひねくれ者かつ、色からして鳥居みたいに思え、私など普段不遜な者は端を通らないと神罰が下ると思え、右を通させていただいた。

でここ、3回も消失してるんだそう…現在、このありさま。この火災、未だに原因が不明。なんだかねー…

今回参加者でうっとうしいババアがいたのでここで晒す!

「神様が要らないと燃やした。そんなもん又建ててどうすんの?」と参加者がガイドの説明聞いてる時に誰も聞いてないのに(ババアは連れ合いなし!)大声で極端な持論を展開!

普通こんなこと言う?こいつ、後妻業の筧千佐子被告に顔がそっくり。何?マジきしょかった。

 

本殿前まで来て、中に入るのは別料金と言われガイドとは一旦お別れ。

普段820円の入場料が400円。やはり燃えちゃってるんで半値か。絶妙。

これはこれで貴重と思い迷わず購入、中へ。いきなり黒いデカいビニール袋がお出迎え。あらら…

進むとドラゴンがバラバラになっちゃってパーツごとに並べられて。これまたあらら…

髭とか鱗とか歯とか、なんかシュールで笑えちゃった(ゴメンなさい)

 

場内で復元のボランティアされている皆さん。お疲れ様です。

作業がなんかガンプラで失敗したパテを削っている作業に何か似てるな、とヘンなこと思った。

そして!

 

何気に場内を撮ったんですが、この写真右の光の差し方がおかしくないですか?右のところだけ光の柱が…これは!フランダースの犬の最終回でネロにお迎えが来る時のあれじゃないですか!

お迎えなら私ではなく、失礼な放言したあのババアのところに!と心から願った毒壺であった(笑)

 

次におきなわワールドという施設へ。

ここ、色々見どころあって時間全然足らなかったなー。

まず、昭和の昔に行って以来のハブ(蛇ね)のショーへ。

香嵐渓ヘビセンターというのが地元にはあって、ハブとマングースをマジで戦わせてショーとして見せていた。(昭和時代の話。デートでこれを観に行った。どんな神経してるんだか)

現在は動物愛護法で禁止されているのだが、ハブVSマングースとか看板出てたんで、あ、ここまで田舎だとまだやってるんだーと思い650円別料金で施設内へ。

 

女性スタッフが手慣れたカンジでハブを紹介。

遅れて入ってきた遠足の中学生の女の子の引いた顔(笑)

で、結論言っちゃうと出し物は命を懸けた決闘じゃなくて、水の入った筒を通ってどちらが先にゴールするか、という競泳(笑) ぬるーい出し物だった。そりゃそうだよね。さすがに。

で、昔はこんな感じでやってました、って、はく製を見せてくれた(笑)

いや、当時を知ってますが、こんなガチに殺す勢いでやってなかったっすよ。お互いヤラれない程度の距離とってシャーって威嚇音、威嚇ポーズをとってるだけだった。(慣れ合い、プロレス)

 

あとはヘビのピット器官の説明し、水とお湯が入った風船並べ、どちらをつつくか見せてくれた。

(当然お湯の方をつついた)

ショーはそんなもん。ちょっぴり肩透かし。まぁでもホントにどっちか死んじゃう所を観たくはないからねぇ…ステージ裏にあったマングースのゲージ、近くで見ると意外にかわいいよ。

時間無いんでさっと昼食。タコライスにした。これも沖縄名物だが、これもアメリカナイズな…

次に鍾乳洞へ(園内地下にある)

 

これがなかなかの長さ。ゆっくり見て歩くと25分くらいかかる(笑)

本州のと違って場内がヒンヤリしていない!大体21℃なんだそう。ちょっと高めでしょ?

途中湧き水があって手入れてみた。やはりぬるい、冷たくない!

飲んでみたが、常温、まさにミネラルウォーターの味。硬水に感じられた。

 

沖縄は那覇市を中心として南側に人口が多く集まっている。これは沖縄に大きな川、池が無く、この湧き水を頼りに生活をしていたことから、より多くの飲料水が見込める南部に集まったらしいですね。

エイサーのショーがやってるのでそちらへ。

ここ、(あと沖縄の他の施設でこういう所あるから要注意)施設内で土産物店内を通らないと別のエリアに行けないような作りになってるから注意ね。軽~いトラップだよ(笑)

 

衣装とかもだけど、何となく中国の獅子舞みたい。エイサーも屋根のある施設といえど屋外、衣装もノースリーブとはいえ、暑そうで大変だろうなーって思った。

エイサーは本来お盆に先祖を陽気に送り出すための踊りが発祥とされるそうです。

最後に本州での3・3・7拍子にあたる沖縄特有の変拍子で締めたのだが、これが面白かった!

なんだろう、5・1・3・7拍子みたいなの。初めて聞いた。なんだありゃ(笑)

 

ショーの内容も素晴らしかったが、こうして観客が一杯集まってる中でショーが見れる、という普通、当然の光景が今、こんな時期に何てすばらしいことなんだろうと感じ、なんか、泣けてきた。胸に迫るなにかを感じた。

 

ここ、時間があればフルーツ園もあったし、琉球王国城下町、琉球ガラス王国なんてエリアもあったのだが全く見られず、残念だった。本来1日がかりのスポットなんだろうなぁ。

 

で、次がいよいよ平和の礎・平和記念公園

途中移動するバスでガイドが作成したという演出の作文が読み上げられる。

私自身戦後二世で戦争の内容なんて知りたくもないと思っていたが、沖縄の学生は必修科目でここを訪れ、戦争の悲惨さを知ることになる、云々…

まぁ朗読しているときはそれなりに感情作れていたし合格点。

ただ、その後がいけなかった。場所に近づくと到着の説明を普段通りの事務的明るさでし出した(笑)

役者的ダメ出しでかわいそうではあるが、あれはダメだ、演出がバレる。

アナウンスもテンションを元に戻さず、うまくソフトランディングさせないとウソ(とは言い切らないけど)がバレる。芝居は最後まで丁寧に、気を抜かないこと(笑) 簡単なこと、人間の感情の流れを考えてみればできるよ。

 

礎・このずっと火がでているモニュメントから平和の波が世界に広がっていくように、という願いが込められているそう。日本人、アメリカ人、韓国人、台湾人、この戦争でなくなった方の墓碑が上空から見ると波のようにW字で配置されているのだそう。実にこれが110個、24万5千人もの方が亡くなったのだそう。合掌。

この方々の犠牲が無駄にならないように、平和が永遠に続くことを願わんばかりです。

 

ここでもまたしても先ほどのババアが!

ガイドがしんみりと平和公園について説明していると「私、天皇大っ嫌い、天皇一人責任取って死ねばよかったのよ!」と大声で持論を展開…参加者全員ドン引き…

コイツ、他にもちょいちょい小言を連発していたのだが発言全てがマイナスで人を不快にさせることばかりだった。そりゃ旅行で同行してくれる人もいないだろうよ…

じいさんなら兎も角、ばぁさん一人の旅行って、かなり異様だった。

私もつい、ネガティブな発言をしてしまうことがあるが、(こんな低次元な内容はさすがに)相手に不快な気持ちを抱かせてしまうという反面教師にさせてもらう。

 

で、平和記念資料館。

残念ながら館内一切撮影禁止。事情は色々考えられるが、民間人の方のご遺体の巨大パネルとかあり、現在のSNSの社会ではどんな掲載のされ方するかわかったもんじゃないから妥当な判断だと思われ。

なのでこれは!と思った(ドン引きした)為になる内容だけ文章で記しておきたい。(衝撃50%引きなんで残念)

蛍の光、4番の歌詞変更。1881年1906年とちょいちょい歌詞を変更されてる。ちょっとデリケートな内容。気になる人は調べてみて。

終戦間際、敗残兵が強盗化していた、という話にはドン引き。民間人を守るどころか!人間の本質を見た気がした。これ一つとっても、地球全体が奴隷惑星だってことがわかる。人間は余裕がなくなり追い込まれると、本来の姿、地金が出るからね。

・食べるものが無くなった人々は仕方なくソテツを食べていたそう。ソテツ地獄と呼んだそうだ。

・都心への爆撃はすさまじく、1人に対して50発(!)分の地形が変わってしまうほどの爆弾が投下されたとのこと。地獄だ。

・私が無学だっただけかもしれないが、大戦末期、イギリス海軍まで参戦してきたとのこと。弱り目に祟り目。そりゃ勝てっこないよ…

・パネルに阿鼻叫喚の地獄絵図!とあった。身も蓋もないズバリ、の表現。写真無いのが残念。

防空壕に避難していてたら赤ん坊が泣きだして、敵に気付かれないように口を塞いでいる家族と、それを睨みつける日本兵の蝋人形があり、日本兵の目力が異様にリアル!何か生きてるみたいだった。鋭い眼光。怖い。

唯一の地上戦となってしまった沖縄での戦闘。本土決戦に向けた時間稼ぎの「捨石作戦」という位置づけだった。現地最高責任者が自決した6月23日が沖縄にとっての終戦記念日

今の時間軸から過去振り返っているので何て無意味な、沖縄県人を犠牲にして、という発想も酷い話、という感想を持ってしまう。多くの民間人の方々が犬死に。即降伏しておけば悲劇は起こらなかった。

更に沖縄を押さえられ、制空権をとられて戦争を続けてロクなことにはならなかった訳だし…

・デカいパネルの小学生かな?のご遺体。ハチの巣にされたのか、と思ったら、なんと多くのハエがたかっていた。ドン引き…

・晒すぞー!そのパネルのあたりを観たりして、ちょろちょろしてた課外授業?で来てた小学生を発見。同年代の子がこんな目に遭っている事実を知って、どんな反応示すのかな?と観察。すると…「このあと昼飯だー!」って雄叫びあげていて、こいつサイコパスか、と思った(爆笑)

こんな衝撃的な写真見たあと、普通食欲湧くか?私はさっき食ったタコスがリバースしそうだぞ!お前は人の死ぬとこ見乍ら手づかみでステーキ食ってる帝愛グループの会長かっての!

・しっかり惨状を心に焼き付けて外へ。バスまでの時間が少し余り出入り口付近で休憩していると三人組の大学生くらいの男たちが館内に入っていった。すると…なんと、わずか5~10分ほどで出てきやがった。しかもその中の一人は何と鼻歌を歌いながら!(マジです)

私は2時間でも足りなかったのだが…何をしにこんな辺鄙なところまで来たのかな?何にも思わなかったのかな?何とも思わない俺ってCOOL!とでも思ってるのかな? 「you、氏んじゃいなよ(笑)」

 

 

この潰れたお店は何?

そう、この平和記念公園前にあったドライブインレストラン。

うーむ、こんな重い記念館行った後で食欲モリモリな訳ないじゃん。そりゃ潰れるわと思った。

 

今回はここまで。

内容重すぎるのでこの後のひめゆりの塔からは次回に。