私は劇団を主宰しており、公演の度、毎回お客様を入れて劇を始める直前に劇団のテーマ曲、といいましょうか、位置づけて必ず流している曲がありまして。SEAMOのContinue。
役者を鼓舞するのと、お客様にもぜひ聞いてもらいたい超ポジティブな歌詞だからです。そして曲の元ネタがクラシックの威風堂々。なもんで演劇の幕明けにめゃくちゃマッチするんですよこれが。
私的に、ですけど、お客様との勝負、駆け引きは劇が始まる前から始まっていて、普通小劇場は開演30分前にお客様を受付開始します。開演までの間、上演戯曲に合う雰囲気に合ったBGMを流しています。できるだけフラットに芝居を観ていただけるように。で、最後の曲にContinue。
「負けたら終わりじゃなくてやめたら終わりなんだよね
どんな夢でもかなえる魔法それは続けること
苦しみ悲しみその先見える光自分の道
ずっとずっとコンティニュー」
歌詞もものすごく勇気付けられる。お客様もこの曲嫌い、という人はいないんじゃないかな?だから開演前に流しているし、今んとこ8年続けられている。
今こんなご時世で演劇の公演やるってだけで白い目で見られる。先の見えない状態でこんな凹む状況にあっても止めたら終わりだ、って曲に勇気づけられています。
座付きの作家もこの曲に負けないような台本を書く、とあらぬところにもいい影響が出ていたり(笑)
だけどひとつだけ困ったことが。
パブロフの犬じゃないけど、この曲が普通に街中とかで流れていると、急にものすごく緊張しちゃいます(笑)
必要ないとこで舞台出演前の緊迫感が走るっていうか、ヘンなとこでスイッチが入れられちゃいます。これだけが…