毒壺

本音。 世の中にこれまで生きて思ったことをここに記す。 重要な事から下らない愚痴まで。

ララァ・スンに言われずとも「人は変わっていくもの」で古い知人・友人は時に厄介だ、気をつけろ!

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知らない人はゴメンだけど、1stガンダムのキャラでアムロとの会話の中で語ったもの。

 

人は変わっていく。いい方にも悪い方にも…

 

若い人はこれから体験するだろう。いや、もう既に経験したかもしれないが、長い年月が経ち、更に久しぶりに再会、近況を知って驚くことがある。

その例がゆきぽよ。若いのにその辛酸をなめているところだろう。詳細は藪の中だが報道を額面通り受け取ってあげれば、やんちゃなワルが好みなんで付き合ったがコカインを使いだすワルになっちゃった、というところか。

 

短い期間でもこのザマだから、長く生きているともっとビックリする大きな変化が起こるよ(笑)

なんか性格悪くなったなー、とか単純に錆びれたなー、元気なくなったなーとか。

風の便りに昔付き合ってた人が落ちぶれた、とか聞くとホント悲しくなる…

 

私自身は背伸びせず、バカにされようと小規模、ささやかな身の丈にあった劇団の運営をしている。

別に出世=人生の勝利者、とは思わない。人間としてちゃんとした佇まい、っていうのかなぁ…偉くはなっていないけどずっと友人でいたい人もいる。

会社・団体ってのは考え方次第だが私は大きくしていくもの、ではなく自然に大きくなっていくもの、だと考えたい。逆に大々的に宣伝とかバンバンやって事業展開して借金しまくって、周りに迷惑かけて、そうまでして劇団の規模にこだわっている嫌~な奴になってしまった知人がいる。

自分の人脈が悪いのか、生き方が悪かったからかなぁ…没落してしまった知人が多い気がする(笑)

 

昔の知り合い、小中学生の時のクラスメイトに会うと一気に昔の自分に戻れる。

それはとても素晴らしいことだし、旧友とは代えがたいものだ。昔をしっている相手にしかできない、理解してもらえない話ってのもある。救われることもきっとあるだろう。飾らない自分。

 

しかし人間って難しくて、かといって変わらないというのも良かったり悪かったり。

とんねるず、なんて悪い見本だ。

ああいう若気の至りみたいな芸はいつまでも続けていると痛々しくなってくる。人間成長はしていかないと。あれを笑っていた昔の自分を疑いたくなってさえくる(笑)

 

昔とある芝居の企画で友人となった人たちを自分の団体を立ち上げる際、久しぶりだが誘ってみた。

参加してくれたのはとっても有り難かった。がその方たちは何一つ成長していなかった。

私は役者としても成長し、団体の運営方法を学び、小さいながらも一国一城の主となった。

あれから何年も経過しているのにその方たちは相変わらず人の企画に乗っかって、ただ言われるがままに演技するだけの人たちだった。

別に年月経ったんだから団体を運営するまで成長しろ、とは言っていない。ただ、演技するだけのところも相変わらず成長していなかったし、何よりガッカリだったのは私に対する敬意が全く見られなかったこと。鈍感力、空気嫁

 

年月を経て私はそれなりの成長を遂げた。もう横一線、対等な立場ではなくなっている。上演台本を書き、演出もしている。かつての横一線の企画に乗っている参加者同士ではないのだ。企画をする側なのだ。

しかし相変わらずの対等な物言いをしてくる。意見さえしてくる。

これは悲しかった。

そしてこちらの感情を読み取ることもせず平然と「楽しかった、また参加したい」と満面の笑顔(笑)

当然縁を切らせてもらった(笑)

 

なんだろう、こういう経験すると諸悪の根源と言われる「天下り」でさえ必要悪だと思えてくる。

なるほど、一人出世させて同期が部下となっても嫉妬も相まって、そのように動いてもらえないからこういう制度が生まれたのか!

 

星野仙一氏が現役を終え即中日の監督に就任した際、大粛清を行ったことがあった。

春のキャンプで「闘志無き者は去れ」と練習でシゴくぞーという意味の檄を飛ばしたらホントにその場から去った選手がいた!

現役時代に練習嫌いで怠惰だった星野氏を知っているので「今さら何言ってるんだ」ということだったんだろう。そのH選手は即トレードに出された(笑)

さらに彼が現役当時主力だったクリーンアップ打っていた選手たちを1名引退させ(代打の切り札にはなっていたがまだ活躍できたはず)2名もその後トレードに出された。

昔を知っている人間がいてはやりにくい、ということだったのだろう。いいか悪いかは別として…

 

人は変わっていくもの。これは仕方がない。自分が成長すれば成長する前の知人が同じ分成長していなければ自分に釣り合いがとれなくなる。これが世の中ってものですね。

 

背伸びはせずあくまで自然体で、悲しい思いをさせるような生き方だけはしたくない。

これまでに会った人にも、これから会う人にも…