千葉真一氏が亡くなった。
もう数少ない、ご存命されている凄い俳優だった。
芝居にしっかりした考え方が出ている方で、ホントに芝居に嘘がなく、全力で演じている方だった。
なので考慮の末、ワクチン接種をしない選択をされたのであって決して楽観論だとか強がりなんかではないと信じたい。
仮に、屈強、豪快というイメージを壊したくない、という理由から未接種を選んだのであったとしても今回の選択、結果は本人は間違いであったとは思わないであろうし、ファンも潔い死であったと受け止める。
彼は役者として死んでいったのだ。
前回ブログで記載したように、厳しい言い方だが、全ては自己責任の時代なのだ。
なのでワクチン打て派の奴共が、ほら言わんこっちゃないと言わんばかりに千葉氏の死を揶揄するのは決して許せない。
自分に責任を持って死んでいったのだ。
芝居に表れていた。この人はそういう人なのだ。
新仁義なき戦いの 大友という役、あの演技は生半可な事では出来ない。
相当な引き出し、技量、パッションがないと「アンタ、お○この汁で飯食うとるんやないんの!?」なんて凄い台詞、あんな下品で説得力ある表現なんて並みの役者じゃ出来ない。
TVでご子息に笑顔で「どんなダメ出しにも笑顔で応えられる役者になりなさい」と仰っていた。
バカな二世が多い中、ちゃんとした役者に育てていらっしゃると思った。
自分の周りには情けないことに、ダメ出しすると泣き出したり(怒鳴ってなんかないのにだよ!)メールに長文でダメ出しに対する不満を書いて降板すると言ってきたりするダメ役者がいたりするので、それは大事な事だと思います。
私も死ぬときに悔いが無いよう死にたい。役者として死にたい。そして千葉氏のように惜しまれながら死んでいきたい。